ストレッチ~呼吸とイメージ~

今日からアスレティックトレーナーとしてMomonaと関わらせもらっていることもあるので、身体のことも多く紹介していきたいと思います。すでにMomonaの練習会などに参加されている方は、運動前後のストレッチ、ウォーミングアップ、クールダウンは行っていると思います。走ることというのは、あらゆるスポーツで求められる動きです。しかし、その中でもマラソンになれば特定の動き(直線に進んでいく)を繰り返し繰り返し行うわけですよね。そうであれば、たくさんの筋肉の中でも主に使う筋肉も決まってくるのがわかると思います。運動前、運動後しっかりストレッチをして明日もまた走ることができる状態にしておかないと、いつか身体が悲鳴をあげてしまうでしょう。
身体が硬くて、ストレッチはちょっと・・・という方がいるのではないでしょうか?私もその一人で14日に向けて走っているのですがもう足がパンパンになってしまうことも多いです。そして、ストレッチをするとすぐに力が入ってしまう。でも、そんな時に意識をするのがまずは”呼吸”です。
身体の仕組みをうまく利用してストレッチをしてみましょう。腹式呼吸という肺の下にある横隔膜という組織を使って行う呼吸法を使います。肩で呼吸をするような胸式呼吸とは違って、腹部を膨らませながら鼻から息を吸い、腹部をへこませながら口から吐いていきます。吐く方を長くゆっくり行うことがポイントです。これは身体の神経の働きを利用していて、腹式呼吸は副交感神経が優位に働いて、リラックスした状態へ持って行ってくれます。また、呼吸は吸う時は交感神経が優位になり、吐く時は副交感神経が優位になるようです。
これをストレッチに応用するとどうなるでしょう。筋肉を伸ばしていく時に”すー”っと息をゆっくり吐いていきます。20~30秒ほど伸ばしたら、吸いながら元に戻して、また”すーっ”と吐きながらストレッチです。筋肉が硬いとどうして息を止めて伸ばしてしまいますが、これは逆効果。リラックスもできなければ、筋肉も十分に伸ばせません。
「呼吸」簡単なことではありますが、ぜひ意識してみてください。そして、特に硬い人は目をつぶってイメージをしてみるのもいいですよ!!

夏の暑いある日、太陽がギラギラ光る中、コンクリートの道路の上に氷が溶けていく様子を思い浮かべてみてください。筋肉がジワーッと氷のように溶けていくイメージを頭に持って、呼吸も忘れずにゆっくりストレッチ!!音楽もかけながらだともっといいのでは!?(これは運動後のクールダウンの時にでも)ぜひ、トライしてみてください。
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2009.06.03 Wed 16:56